青汁でむくみ対策は本当にできる? その効果と効能

朝や夕方、ぱんぱんにむくんだ足に、つらい思いをした人もいるのではないでしょうか。

このような「むくみ」を解消するためのアイテムは、現在たくさん出ています。「青汁」はそのなかの1つになれるのでしょうか?

そもそもむくみはなぜ起こる?

まず考えたいのが、「そもそもむくみはなぜ起こるのか」ということです。

むくみを説明するためには、「水分」「ポンプ」が大切なキーワードになります。私たちの体は、常に、心臓から血液を押し出しています。そしてこの血液は体の中を巡り、不要になった水分や二酸化炭素、それから老廃物を受け取って帰ってきます。

このようにしてきちんと血液が流れているときというのは、むくみが起こることはありません。

しかしなんらかの事情により、心臓のこのポンプの動きがうまくいかなかったり、または押し出された血液がうまく回らなかったりすると、水分や二酸化炭素、老廃物を効率よく受け取ることができなくなってしまいます。その結果、通常ならば回収されるはずの水分が、足などに溜まったままになります。

この結果として、「むくみ」が起きるわけです。

むくみを起こす原因について

むくみが起きるメカニズムは、上で話した通りです。

では、「そもそもなぜ、ポンプがきちんと動かなかったり、回収がうまくいかなかったりするのか」ということについて見ていきましょう。

まず1つめに挙げられるのが、「病気」です。肝臓や腎臓の病気、あるいは下肢静脈瘤などの病気を患うと、むくみが起きやすくなります。

水分を血管のなかで抱きかかえている成分がきちんとつくられなくなったり、回収した水分を尿として外に出すことができなくなったり、血液が逆流したりすることで起きる「病気を原因としたむくみ」は、医師と協力して解決していくことが必要です。

「水が溜まっていること」がむくみの原因ですから、当然、水分を大量に摂取するとむくみは起きやすくなります。また、意外に思われる人も多いかもしれませんが、「塩分の摂りすぎ」もまたむくみを誘発する原因になります。

塩分を摂りすぎると、私たちの体は、「体の塩分濃度を下げなければ」と考えます。そのため、本来は排出するべき水分を体の内側にため込み、それで塩分を薄めようとしてしまいます。

運動不足もまた、むくみを起こす原因となります。 あまりにも運動をしていないと、ポンプがうまく働かなくなってしまいます。加えて、血行が悪くなることもあり、むくみが起きやすい環境が整ってしまうのです。

「立ちっぱなしで仕事をしている」という人も、足がむくみやすくなります。地球には重力があるのですが、人間の血液もこれに逆らうことはできません。血液も水分も足側にひっぱられるわけですが、これによってむきみが起きやすくなります。

このように、むくみはさまざまな原因で起きるのです。

「青汁だけでむくみを解消できる」は本当か?

インターネットなどを見ていると、「青汁を飲めばむくみが解消できる」というような文言を目にすることがあります。

しかし実は、これは必ずしも正しい表現とは言えません。上でも述べたように、むくみが起きる原因は実にさまざまです。 たとえば、病気によるむくみの場合は病気の治療がまず真っ先に必要になります。また、運動不足や同じ姿勢での作業が原因となるむくみの場合は、まずは運動や姿勢変えをすることが求められます。

ただ、青汁のなかには、むくみに効果がある成分が配合されていることはたしかです。

むくみに効果を示す青汁の成分とは

「塩分を摂りすぎると、むくみが起きる可能性が高くなること」はすでに述べた通りです。逆に言うのならば、「塩分を排出させれば、むくみが起きる可能性を低くすることができる」ということになります。

塩分の排出に寄与してくれる成分の代表例が、「カリウム」です。このカリウムはむくみを予防したり、おきてしまったむくみを改善したりします。また、塩分とも深い関わりがあると言われている「高血圧」の対策としても有効です。

このカリウムは、青汁によく含まれています。

たとえば、青汁に含まれている「長命草」は多くのカリウムを含み、効率よくナトリウムを排出させることができます。

また、もう少しメジャーな「明日葉」「ケール」なども同じ働きが期待されます。

「ケールか、大麦若葉か」のように論じられることもある大麦若葉もまた、カリウムを持っている原材料です。青汁がむくみの解消に役立つ、とされているのは、これらの原材料が持つ栄養分によるところが大きいと言えます。

「青汁を飲んでいれば、それだけでむくみが解消される」「青汁を飲んでいれば、むくみは起きない」などのようなことは決して言えません。

しかし青汁に含まれている野菜が、むくみの原因の一つに対して有用にアプローチできることはたしかです。 ストレッチなどとあわせて、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。