青汁で下痢が起きた! これはなぜ? 防ぐ方法は?

青汁は体によい食品として非常によく知られた健康食品です。健康食品の代表例として知られており、飲んだことのある人も多いのではないでしょうか。

高血圧や便秘、脂質異常やニキビなどにも効果があると言われている野菜を原材料としており、さまざまな活躍を見せるのが青汁です。

しかし、この青汁にもデメリットがあることをご存知でしょうか。 そのデメリットが「下痢」です。

青汁で下痢が起きたという人は、それほど少なくはありません。それはいったいなぜなのでしょうか? そして、その解決策はどのようなものなのでしょうか?

「青汁で下痢が起きた!」という人もいる

「青汁で便秘が解消した」という人がいる一方で、「青汁で下痢が起きた」という人がいるのも事実です。

これについて知るためには、まずは「下痢とは何か」ということを見ていかなければなりません。 健康な状態だと、便は、適度な水分を含み、腸の適切なぜん動運動(蠕動運動・ぜんどううんどう)を受けて体外に排出されることになります。このときの便というのは適切な固さであり、軟便や水様便ではありません。

便を押し出す際に必要となるぜん動運動ですが、これが通常の状態よりも活発になりすぎると、便は通常よりも多くの水分を受け取るようになります。しかも、ぜん動運動が激しすぎるため、多く含みすぎた水分を吸収することができずに、そのまま便となって排出されることになります。この結果として、「下痢」が起きてしまうのです。

ちなみに、アンケートによって差はありますが、男女では「下痢になりやすいか、それとも便秘になりやすいか」が異なります。

厚生労働省が平成25年にとったアンケートでは、便秘の症状に悩む男性は26パーセント、女性は48.7パーセントとなっています。一方、下痢は男性の方が起こりやすく、男性のうちの19.8パーセントが、女性のうちの15.8パーセントが下痢に苦しんでいます。

青汁の中に含まれている食物繊維について

「腸内の動き」と密接に関わる成分が、「食物繊維」です。青汁のなかで、この「食物繊維」を含まないものはないと言ってもよいでしょう。青汁を取り上げるときにほぼ確実に話題にされる成分であり、非常に重要なものです。

食物繊維は、大きくわけて2通りあります。

まずは、不溶性食物繊維。名前からも分かる通り、水に溶けない食物繊維のことを指します。

しばしば耳にする「セルロース」などは、こちらに分類されます。食物繊維の代表例としてよくとりあげられる「ゴボウ」などはこちらに分類されます。

ちなみに、ビフィズス菌が増えることを手助けしているのも、この食物繊維です。

便の通りをよくして、便秘に悩む人を助けています。 「水溶性食物繊維」についても見ていきましょう。これは血糖値が急激に上がることを防ぐことができる食物繊維であり、コレステロールを吸いつけることでもよく知られています。こちらも、ビフィズス菌の増加に役立っています。

水溶性食物繊維は、文字通り、水に溶けるものです。リンゴ類、キャベツ、麦類、コンブなどによく含まれています。

青汁で下痢が起きるのはなぜ?

この「食物繊維」は、基本的には腸内の状態をよくして、便通を改善してくれるものです。食物繊維は摂りすぎたからといって問題になるものではありませんし、非常に有用なものです。副作用もほとんどありません。

ただ、食物繊維を含む青汁を大量に摂取してしまった、という場合などは、よく動く腸内に体がついていかず、下痢になることがあります。

また、体質的に合わずに、下痢が起きてしまうというケースもあります。

何度も下痢を起こすようならばどうする?

青汁の効果は、人によって異なるものです。特に最初の1回は、まだ飲みなれていないものを飲んでしまったためにお腹がびっくりしてしまったのかもしれません。

ただ、頻繁に下痢になってしまうということであれば自体は深刻です。

まずは自分の飲んでいる青汁を見直しましょう。用法と用量はきちんと守るようにしてください。青汁は薬ではないため、厳密に「1日に○○袋だけを飲め」というような指示はありません。しかし下痢が起きるということならば、飲みすぎなのかもしれません。

食物繊維は、男性ならば1日に20グラム、女性ならば18グラム程度が目安の摂取量だと言われています(ただし、理想は両とも24グラム以上)。これよりも明らかに多い量ならば特に注意が必要です。 それでもまだ続くようなら、一度服用をやめましょう。

ひょっとしたら、「青汁を原因とする下痢」ではなく、なんらかの病気を患っているのかもしれません。医師に相談をして、原因の追究をし、対策を考えていきましょう。

「出なくて苦しい」という便秘もとてもつらいものですが、特に何の前触れもなく襲い掛かってくることがある「下痢」も大変つらいものです。青汁との正しい付き合い方を意識して、下痢対策に努めていきましょう。